【千葉県のアルミ加工専門】 有限会社 斉藤プレス

専門分野:アルミ素材の精密部品加工

斉藤プレスは、アルミ素材の精密部品加工を専門とする会社です

斉藤プレスの製造技術担当は、一人一人がアルミ素材の特性を熟知しています。これまでアルミ加工に特化してきた経験とそのノウハウによって、お客さまのオーダーには 「素材選定・CAD設計・工具選定・加工方法・品質検査」など、全ての作業工程と作業環境が最適最良化されています。

またアルミ加工の技術15年以上のベテラン社員が4名在籍している為、お客さまから高度なアルミ加工技術を要求される場合でも的確に実行し、何か問題が起こった時のトラブルシューティングなどへも敏速に対応できます。

Production Facilities.

アルミ精密部品加工に、適した生産設備

「高速マシニング」を導入
アルミ素材の精密部品加工においては、数ミクロン単位の公差管理に対応するために、高精度加工が可能になるハイパーマシニングセンタを選んで導入しています。精密部品加工から試作部品加工まで、高品質を担保しながらスピーディーな対応も可能になっています。

「最新CAD/CAM」へ更新
ソフト面でも加工プログラムをつくるCAD/CAM では、常に最新のものを取り入れており、複雑な形状の加工にも年々迅速に対応できるようになっています。

Processing Skill.

アルミ精密部品加工の技術

下穴処理の技術 “ドリル加工”

ドリル加工は、穴あけや下穴処理などの前加工として用いられる基本的な加工方法。抵抗が少なく、作業効率が良くなることから、中ぐり加工の前工程としても使用します。

技術ポイント!
ドリル加工において「穴径が拡大する」などの現象が出てしまう場合、段階を踏んでドリルを使い分け調整していく、といった対策をとります。また「直進度不良」においては、被削面が水平でないことが原因と考えられるため、センタリングなどで対処します。

精密穴径の技術 “ボーリング加工”

ボーリング加工は、通常ドリル加工後の加工穴を広げたり、筒状内面を仕上げるための切削加工。精密な穴径、位置精度、直進性が求められる加工技術。

技術ポイント!
ボーリング加工のメリットは「精密な穴径が得られる」ところ。ドリル加工やミーリングの円弧運動では楕円になってしまうため、真円度が得られるボーリング加工は必需となります。ミクロン単位の寸法公差の加工が可能で、面精度の向上や寸法精度を安定させます。

ネジ穴の技術 “タップ加工”

タップ加工はネジを差し込む為の加工方法。切子を上部に切出すスパイラルタップや、反対に切子を下に切り出すポイントタップ、転造タップのロールタップなど作業効率を考え使い分けます。

技術ポイント!
タップ加工において「めねじの拡大・縮小」の現象が出る場合は、基本的にタップ選定の不具合が主な原因。この対処法としては、すくい角を小さめにする、または大きくする、食付二番角を適性にするといった方法をとります。まれに起こる「めねじのむしれ」も同じような原因が考えられるため、この場合は有効ねじ長さを短くするなどでも対処します。

切削加工の基本技術 “ミーリング加工”

ドリル加工、ボーリング加工、タップ加工が軸方向に推進し円形の穴を空ける用途であるのに対して、ミーリング加工は回転している刃を前後左右方向にあて、製品を切削加工するのが基本的な使い方。

技術ポイント!
ミーリング加工の最大のメリットは平坦部、輪郭、曲面と「形状を削り出す加工が可能」なところ。荒どり加工⇒中仕上げ⇒仕上げへと、工程の時間と手間は掛かりますが、使い方によって様々な加工が可能。マシニング加工の代表的な加工でもあり、ミーリング無しでは加工が不可能な場合が多々あります。

Processing knowledge.

アルミ精密部品加工の知識

アルミ加工の工具選定

アルミ素材加工の工具選定において、基本的にはアルミ専用の刃物を使用します。鉄やステンレスなどにマルチに使用できる刃物もありますが、加工面が綺麗ではない、加工速度が遅くなるなど、やはり性能の違いがハッキリと分かれます。

知識ポイント!
また刃物メーカーにも、それぞれに特徴があります。さらに同じメーカーの同じ型番だとしても、既にどれくらい使用しているかによって変わってきます。それらを踏まえながら、最適なものを選別した上で部品加工に入ります。これらはエンドミル加工、ドリル加工、タップ加工等の工具に共通して言えることです。

アルミ素材の誤差対策

アルミ素材を加工する時は、たとえば新品で同じ型番のエンドミルを使用するにしても、実は工具ごとに、わずかな寸法の違いが出てきます。 特にお客さまから「高い寸法精度」を求められる場合には、あらかじめ工具ごとの寸法の違いを、何度もチェックする作業が必要になります。

知識ポイント!
標準的な部品加工なら、エンドミルの呼び径を基準として加工を進めてもほとんど問題になりませんが、精度条件によっては事前に試験的な加工をして、寸法の違いを確かめています。

アルミ加工の歪み対策

アルミ素材は軟鉄にくらべ約4倍、ステンレスと比べると10倍以上も熱伝導率が高いため、非常に歪みやすい素材です。

知識ポイント!
オイル量が少ない加工では、すぐに熱を持ってしまうので、材料や寸法を見ながら熱伝導を調整しなければなりません。加工する際には、熱を持たないように細心の注意を払い、切り込み量・送り速度・クーラントの量を調整しています。

アルミ部品の取り扱い

アルミは柔らかい材質で傷が付きやすいため、加工前・加工中・加工後の取り扱いについても気をつけています。例えば、段ボールなどの上に直置きするだけでも傷が付きます。そのため加工作業中はミラシートなどの上に置き、傷を付けない対策をとっています。

対策ポイント!
納品時も同様で、部品同士が接触しないようにミラシートなどの緩衝材で梱包。段ボールの外圧による凹み対策も考え、新聞紙も緩衝材として使用します。その他、お客さまが製品を手に取るまで傷や打痕が発生しないように、専用のプラケースなどを購入して納品する場合もあります。

 当社の特徴

お問合せ・お見積もりはこちら
24時間受付中、お気軽にどうぞ

アルミ加工や試作に関する、ご相談・お見積り料金などは、下記のフォームにてご依頼下さい。メールフォームは24時間受け付けております。

  お問い合わせフォーム