◆2015年2月15日.
全日本製造業コマ大戦 G1世界コマ大戦2015
横浜港大さん橋国際客船ターミナル 出場(2)

金子投手へ、試合後のインタビュー

大会投手:金子さん

―― 世界大戦注目の舞台、お疲れ様でした。まずは試合を振り返って、試合結果の率直な感想をお聞かせください

まさかでしたが、こんなにもメンタルにくるとは思ってませんでした(苦笑)。一回戦の一投目は、相手の表情やコマの形状などがよく見え、周囲の歓声・応援もよく聞こえていたんです。意外と冷静に投げられました。でも一度失投してから、何も聞こえなくなりました…

一回戦敗退後は敗者復活戦があるものの、この時は完全に自信を失っていました。うまく回せなかった自分に嫌気がさしていた感じです(嗚呼)。

敗者復活戦の決勝まで進めたことは、今振り返れば何とか奮起できたのではと思います。最後の試合結果は残念というよりも、やはり相手のコマとの相性がターニングポイントでした。羽の下側に入り込まれ、うまく空かされた感じですね。また相手のコマの構造精度も高かったということもありますが。

それと敗者復活戦前では、投げること(投手続投)に自信が無くなっていたのですが、 弊社の専務や千葉コマメンバーをはじめ、応援して頂いた方々から「まだ行けるから大丈夫!」など、安心させるような言葉を掛けてもらいました。みんなが一緒に戦ってくれるという感覚で、とても心強く、ありがたかったです。

―― 初めてのG1戦(全国レベル)を選手として直に携り、貴重な体験をしました。ライバル達との攻防戦は、どのように映り、感じ取れましたか

今回の世界大会の土俵は、多くの観衆を集め、各メディアからも注目を浴びていました。その中で、いかに冷静になれるかが最も重要であり、勝因だったのではないでしょうか。大会全体を振り返っても、コマの能力を発揮できずに悔し涙を飲んだチームも多くありました。上位に残るチームとの一番の差は、そこだと思いました。

また試合に一喜一憂していた一方で、やっぱりライバルチーム(他社)の出場コマ自体は、すごく気になっていました。相手をねじ伏せる重量コマが多い傾向ではありましたが、精度の高いスタンダード形状のコマも、変形型のコマなどもバランスよく残って出てきたように感じます。

ところで優勝したカジミツさんのコマは、かなり特殊な形状と仕様でしたね(笑)。実は1月に弊社へ来社していただいたのですが、その時には何も教えてくれなかったわけで(やられた…)。

―― 今回、世界大戦の直前に急遽ルール改正がありましたね。斉藤モンスターへは具体的に、どのような影響がありましたか

新たなルールとして、コマ形状の全長制限(60mm)が設けられました。モンスターⅡが105mmだったので、新たに設計からやり直さざるを得ない状況に。本来モンスターの特長として、羽を大きく開くことで相手を弾き飛ばすコマなので、全長制限により攻撃力の低下を余儀なくされた感じです。

それでも何とか大会までに間に合い、完成したモンスターⅢには納得しています。正直弱点はいくつか考えられましたが、あらゆる形状の相手に勝利する万能なコマは無いと思えました。今やれる範囲で、ベストなものに仕上がったと自負しています。

―― 金子さんの個人的な感想で、大会の中で何か思い出に残っているような、シーンやエピソードなどありますか

斉藤プレスは、今大会では4試合を戦いました。その中で、最も会場を盛り上げた試合は、やはりキャステムさんとの試合ではないでしょうか。

キャステムさんは開き系コマでG2西日本予選を制し、世界大会前から注目を浴びていた西の強豪チーム。南関東予選代表の弊社と同じような前評判で、この一戦は東西のヒールコマ対決だったんです。お互いが、この相手にだけは負けたくないという闘志のもとに臨んだ一戦でした。

試合終了後は感極まってしまいました。一番の思い出です。

―― 最後に、今後のコマ大戦への参加意欲や意気込みなどがあれば、お聞かせてください

そうですね。まずコマ大戦に参加するようになり、人との繋がりや、高め合う大切さを改めて感じました。コマ製作(部品加工)の技術向上もありましたが、人生におけるヒントを学ぶことの方が多いんです。だからコマ大戦との関わりは常に継続していきたいと思っております。

次の参戦は、状況とタイミング次第ですね。仕事との兼ね合いもありますので、今言えるのはチャンスがあればという具合です。

斉藤専務へ、試合後のインタビュー

斉藤専務

―― 斉藤プレスを代表して世界コマ大戦へ挑んだ金子さんに、一言お願いいたします

いや今回の世界大戦の舞台では、よくやってくれました。とても健闘してくれたと思っております。本当にご苦労様でした。

試合結果ですが、会場の熱気がすごく金子君も緊張していたと思います。と言うより、私も壇上で見守っていましたが、あの会場の雰囲気で、モンスターをよく投げてくれたほうです。一回戦目の試合で失投が続いたのですが、緊張で指が動かないんだなと実感しました。 敗者復活戦では気を持ち直して、少し冷静に投げれたのではないでしょうか。結果にも現れ、本人にも少し笑顔が戻ってきて、ほっとしました。

また今回はご承知の通り、予選を勝ち抜いてきたモンスターⅡはお披露目できませんでした。新たなモンスターⅢは、金子君の判断で製作をしていきました。 どうしたら回って閉じるかを、思考錯誤をしながらの設計と製作をしてましたね。年末年始のこの時期は、弊社の通常業務が忙しかった事もあり、十分な時間を与えられなかったと思います。

製作と同時に密着取材も受けておりましたが、体調を崩さず良く頑張ってくれました。

―― これまでのコマ大戦への総括と、今後の展望などがあれば、お聞かせてください

弊社としても、今後もコマ大戦には参加していきます。 世界大戦での結果は、やはり悔しいです。このままでは終われません。応援に来てくれた、ちばコマと一丸となり、リベンジしたい考えです。

ただし、また新たな構想をじっくりと練る必要もあります。弊社も強豪チームに名前を連なるようになりました。次の出場では当然、注目されるだろうし、斉藤プレスらしいコマを開発したいですね。開き系なのか重量系なのか、きちんと検証しながら強いコマを目指します。必ず帰ってきます。

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