学生研究活動支援プロジェクト.第15回大会結果と観戦レポート

第15回全日本学生フォーミュラ大会の結果と、
大会観戦レポート

1.第15回全日本学生フォーミュラ大会 結果

2017年9月5日(火)~9日(土)の5日間、静岡県のエコパ:小笠山総合運動公園にて「第15回 全日本学生フォーミュラ大会」が開催。千葉工業大学が参加する、今大会のICV(ガソリンエンジンクラス)には国内74チーム、海外17チームの計98チームがエントリーされた。

この5日間の競技内容は、車検を通過させた後、前半2日間で【1】車両のデザイン性、【2】年産1000台を過程したコスト性、【3】仮想企業に製造・販売依頼を想定するプレゼンテーションといった『静的審査3種目』を実施。

後半3日間は【1】75mの直線加速性能を競うアクセラレーション、【2】8の字コーナーリングを競うスキッドパッド、【3】複合コースでのベストタイムを競うオートクロス、【4】周回コース約20Kmを走行し続け耐久性を競うエンデュランス、そして最後に【5】エンデュランスでの燃費を競うエネルギー効率など『動的審査 全5種目』をステップ式で実施。各競技種目別に分配されるポイント取得で、総合優勝を競い合った。

【総合成績】
・優勝:京都工芸繊維大学
・第2位:芝浦工業大学
・第3位:名古屋工業大学
・第4位:名古屋大学EV
・第5位:日本自動車大学校

そして今大会、総合優勝をしたのは京都工芸繊維大学Grandelfino(グランデルフィーノ)。この京都工芸繊維大学のレーシングチームは、これまでも上位入賞で成果を上げている常連チームである。昨年に引き続いて2連覇達成を果たし、3度目の総合優勝となった。

2.千葉工業大学レーシングチーム出場 観戦レポート

千葉工大はチーム名「FCIT Racing Team」として、全日本学生フォーミュラ大会には今第15回大会で4回目の出場です。これまでの大会記録では、まだ満足のいく結果(種目ポイント)が残せていない千葉工大レーシングチーム。今年こそは“全種目完走する!”と意気込み、さらに“総合順位30位以内”を目標に掲げて参戦した。

今回のチーム車両は「FCITR-04」といい、開発コンセプトは“Easy For Drive(イージードライブカー)”。排気量500ccの二気筒エンジンで最大の特徴が、本大会唯一となる「CVT機構(無段変速機)」を搭載したところだ。この弊社斉藤プレス加工のアルミパーツを取り入れた、新設計の車両で挑んだ。

そして大会5日間の結果は――

まずは必須事項となる車検を難なくクリアー(よし!)。ここからが本番だ。

前半スケジュール【静的審査】の各種目では、デザイン性56位、コスト性71位、プレゼンで43位を獲得。続く【動的審査】ではスキッドパッド62位、アクセラレーション55位、オートクロス66位、エンデュランス40位、効率46位を獲得。

そして総合順位は―― エントリー数98チーム中、64位という成績を収めた。

この総合64位という結果は、目標30位以内には遠く及ばなかったが、昨年の72位から比べると明らかな成果だ! 大会経験4年目のチームとしても、確実に成績を伸ばしている結果こそ、成長と捉えていいのではないか。

しかし千葉工大レーシングチームの今期プロジェクトリーダー(河合さん)からは、やはり素直に喜べない、悔しい表情も一部うかがえた。もう一つの悲願 “全種目完走”が達成できなかったのだという…。

それは【動的審査】の最終種目、周回コース約20Kmを走行し続けるエンデュランス実走中でのアクシデント。ラスト1周を残す手前で、車体リア部分のドライブシャフト破損による無念のリタイアだった。

そうれでもよく頑張ったと思う。チームメンバーも手応えを感じとれたはず。今年初めて参加した1年生も、けして落ち込んではいなかった。最終日には安堵な様子で、ピット内に他チームを迎え入れて交流をしていたからだ。この心持ならまた次に繋げられるだろう、来年こそは“確実に全種目完走できる”と確信した。 ――観戦レポート(終)

斉藤プレスは、これからも千葉工業大学・学生フォーミュラプロジェクトFCIT Racing Teamを応援します。