学生研究活動支援プロジェクト.企業活動を振り返る

企業活動を振り返る.1「転機を得て、使命感を考えた経緯」

2013年、弊社斉藤プレスでは加工技術向上と企業PRを目的に、ちばコマ(千葉県製造業コマ大戦実行委員会)の活動に参画しました。そしてこの参画を機に、地元千葉県内で同業会社との繋がりが広がってきました。

繋がりは単なる取引先としての付き合いではなく、地元製造業の活性化を共に目指し、励み合える仲間意識の強い関係です。当時はコマ製作と企業間交流そのものが刺激的な日々でした。そして今振り返れば…、この参画決意と繋がりこそ、明らかな転機だったと思います。

これまで一加工業者であった弊社が、全日本製造業コマ大戦の各ステージで上位入賞を収めるようになり、全国規模のメディアにも複数取り上げてもらえるようになると、その実績をもとに既存顧客との信頼性の増加、新規顧客からのオファーも伸び出すという結果がついてくる――。

今、弊社が僅かながらも飛躍できている要因は、ちばコマとの交流があり、同業会社からの応援があったからなのは間違いありません。ここで学んだことは「感謝だけで終わってはいけない」「得る側だけに収まっていけない」ということです。

経営者として安定した会社運営を目指すなら、やはり営利目的だけの企業体では社員のモチベーションも維持できない。その価値のある企業を目指すなら、売り上げばかりにとらわれると逆に成長もできなくなる。そう考えるようになりました。

企業活動を振り返る.2「役割を考え、学生に向き合い始めた気持ち」

現在ちばコマの活動は、単に地元製造業の活性化に留まらず、コマ大戦協会(全日本製造業コマ大戦協会)の推進にともなって、その枠を広げています。

「コマ大戦」というマーケティングツールを活かして、地元地域や産業界とのイベント集客企画、高校生・大学生といった学生とのコラボレーション企画、そして今や人気コンテンツに定着した「子どもコマ大戦」もそうです。積極的に人と社会の交流の場をつくり、地域貢献に取り組み、社会的責任を強く意識しはじめています。

その中で斉藤プレスが持てる役割とは何だろうか――

弊社社員も数々のイベント運営スタッフとして携わり、時にはコマ大戦に初めて参加するエントリーチームへコマ作りを支援してきたりもしました。その推進活動に取り組む中で、個別につながりはじめたのが大学機関、特に工業系の大学となります。コマ製作の親睦をきっかけに、自社のコマ製作の過程で研究した水平性の技術やジャイロ効果の知識など交えると、弊社メイン業務であるアルミ加工で、工業部品の提供の話などもありました。

またコマ大戦実績やメディア実績をホームページで掲載するようになって、地元高校生からコンテスト題材用レポートオファーが来たり、近郊大学生から部品加工に関する問い合わせが来るようになったのも、ちょうどこの頃から。やはり『学生』への向き合いが、弊社の役割に繋がるのでは――、と思い立つようになりました。

そして2017年の春、地元工業大学からの相談を機に、斉藤プレスの企業活動(CSR)を始めることを決意。全日本学生フォーミュラ大会に挑む、千葉工業大学・学生フォーミュラプロジェクトへの技術支援にチャレンジいたしました。